全国の眼科医療機関に対して行ったコンタクトレンズ眼障害についてのアンケート調査結果から、全国で年間約150万人の患者さんがコンタクトレンズ眼障害で眼科を受診したことになります。
現在のコンタクトレンズ使用者人口は1,400〜1,600万人にのぼると言われていますので、コンタクトレンズを使用している人の10%、つまり10人に1人に眼障害が発生していることになります。
(日本眼科医会「コンタクトレンズによる眼障害アンケート調査(平成14年度)」より)
3ヶ月に1度は定期検査を受けることを、日本眼科医会は推奨していますが眼障害を起こした人のうち6割もの人が適切に定期検査を受診してないことが分かりました。全く定期検査を受けていない人はコンタクトレンズ眼障害を起こした人のうち28.6%にものぼりました。

角膜は涙から酸素を取り入れていますが、角膜がコンタクトレンズに覆われると酸素不足になり、角膜は傷つきやすくなります。また、コンタクトレンズを装用している目では涙が不安定なことが多く、眼表面が乾燥してドライアイを引き起こします。
ソフトコンタクトレンズでは黒目の下方(下図2)、ハードコンタクトレンズでは黒目の側方(下図3〜5)が乾燥しやすく、乾燥した部位に傷が多数見られることがあります。

コンタクトレンズ眼障害の原因は、装用サイクルオーバー、洗浄不良などレンズの使用方法に問題がある場合、レンズの汚れ・キズ・劣化・破損などコンタクトレンズ自体に問題がある場合、定期検査や説明指導を適切に受けていない場合などが挙げられます。
(下図6・7:日本眼科医会「コンタクトレンズによる眼障害アンケート調査(平成14年度)」より)












