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ワンポイントアドバイス ONE POINT ADVICE 〜Back Number〜

最前線で活躍する著名ドクターに、ドライアイをテーマ毎に分かりやすく解説して頂きます。

涙点プラグとドライアイ

宮田和典医師

あっかんべーをすると目頭の睫毛内側に現われる小さな穴。
これは、涙点と呼ばれる目頭の上下にふたつある涙の出口です。
そこで今回は、涙点プラグの種類と効果について宮田和典先生にお伺いしました。

監修:宮田和典医師(宮田眼科病院・宮崎医科大学臨床教授)


涙点プラグってなあに?

涙点プラグ

涙点プラグは、涙の出口である涙点に挿入する直径1mmにも満たない小さな栓です(写真1、2)。
涙はほとんどが涙点から鼻に出てゆくので(残りは目の表面から蒸発します)、涙点プラグの挿入によって、涙の出口が閉じられて涙をより長く目にためることができます。

涙点プラグには様々な材質やサイズがあり、中には挿入後に溶けてしまうコラーゲン製もありますが、通常使うことが多いのはシリコーン製です。
シリコーン製の涙点プラグは、溶けることはありませんが簡単に交換や取り出しができ、保険が適用される製品があります。

涙点プラグを挿入するとどんな効果があるの?

ドライアイを放置したり、重症化して目の表面が涙で十分に保護されなくなると目に傷がつきますが、涙点プラグを挿入して涙点を閉じると、早ければ1週間ほどでこのような目の傷に明らかな改善が認められます。
また涙点プラグ挿入と点眼治療を併用すると、点眼液も挿入前に比べて目の表面に長く維持されます。

どこに行けば、涙点プラグを挿入してもらえるの?

眼科施設の外来で行えます。処置は点眼麻酔下で短時間で済みますが、涙点プラグの挿入は、医師がドライアイの重症度、角膜の状態、あるいはこれまでの治療効果などを目安に判断します。
ただし、涙点プラグは良い点ばかりではありません。
涙点プラグの脱落や、異物感や感染の恐れ、あるいは涙点での肉芽形成の可能性などの問題点があり、またふたつある涙点のうちどちらも塞ぐのか片方でよいのか、といった処置の問題もありますので、挿入前には医師によくご相談ください。

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