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最前線で活躍する著名ドクターに、ドライアイをテーマ毎に分かりやすく解説して頂きます。

年をとると私たちの身体にはさまざまな老化現象が現われ、眼も例外ではありません。
眼の老化現象では老眼が良く知られていますが、実は涙や涙にかかわる機能も年齢とともに衰えるので、加齢と共にドライアイに悩まされる可能性も高まります。
そこで今回は加齢とドライアイについて下村先生にお伺いしました。
年をとると涙に変化が現れ、分泌される涙は少なくなったり(下図参照)、蒸発しやすくなります。
涙が蒸発しやすくなるのは、涙が簡単に蒸発しないよう涙の一番外側に存在する油の層が年齢とともに薄くなり、涙の蒸発を防ぐ力が低下するためです。
涙の量が少なくて、しかも蒸発しやすいのですから高齢者はドライアイになりやすいといえるでしょう。
また、中高年の女性で多い病気のシェーグレン症候群では涙が少なくなるだけでなく、口が乾くなど、全身症状も見られます。

お年寄りでは理由もなく眼から涙があふれて不便をきたしている方が少なくありません。
しかし涙がたくさん作られているわけではなく、眼から鼻へぬけてゆく涙の逃げ道が詰まって古い涙がよどんでいたり、下まつ毛の内側にある涙の堤防機能が弱くなって眼表面に充分涙をためておけなくなったために起こる現象です。
いずれにしても涙がたくさんあっても、涙の質が悪くなり、眼を開けた瞬間に眼の真中がすぐ乾いてしまうようなドライアイが高齢者の方には特に疑われますので不快な症状があれば先生にご相談ください。
例えば、糖尿病の患者さんは角膜の細胞が弱くなり、眼の表面に傷がついたり、感染症を合併したりすることもあります。
もし気になる症状があれば、「年だからしかたない」「老眼鏡のせい?」などとあきらめず眼科を受診されてはどうでしょうか。
先生の適切なアドバイスで快適な日常生活が送れるでしょう。












